葉酸サプリで前立腺がんの発症率が下がる?

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男性に特有のがんを防ぐ栄養素

前立腺がんは、胃がん、大腸がん、肺がんに次いで4位という高い発症率のがんです。男性に特有のがんで、特に高齢男性や黒人に多いと言われています。原因ははっきりと特定できていませんが、こういったリスク要因と遺伝によることが関係していると考えられています。

 

前立腺がんのリスクを高めてしまう食品には、乳製品・動物性たんぱく質・カルシウムなどがあります。

 

それに対して、予防には野菜・大豆・魚などが良いと言われています。つまり、昔の日本人が食べていた和食は前立腺がんの予防に一役買っていた栄養素を含むものが多かったということです。

 

現代では食の欧米化により、前立腺がんのリスクを上昇させてしまう食品が食卓のメインになっています。これを防ぐためには昔ながらの野菜中心の食事のほうが良いでしょう。

野菜に多く含まれる葉酸

葉酸サプリで前立腺がんの発症率が下がる

 

野菜中心にすると、その中に含まれる葉酸を多く摂取することができます。

 

ただし、葉酸は熱や酸化に弱く、調理してしまうと栄養素が失われてしまいます。食事から摂取できない分は、葉酸サプリで補うのが効果的です。

 

デンマークの研究では、1日あたり100μgの葉酸サプリを摂取したグループの前立腺がん発症率がマイナス12%、悪性度の低いがんリスクをマイナス29%にできたと報告されています。

 

食事から摂取しても十分な量は摂りにくいですし、葉酸サプリではないとがんリスクの低減に有意な効果が見られなかったという報告もあります。
野菜中心の食事はもちろん健康にとって大切ですが、それに加えて葉酸サプリをプラスしてあげることが前立腺がんの発症率の低減には効果が期待できそうです。

なぜ葉酸ががん細胞に効くのか

葉酸は大腸がんや前立腺がんの予防に効果が期待できると言われているのは、血液中のアミノ酸がホモシステインにならないように、メチオニンに変換させる作用があるからです。

 

メチオニンはタンパク質や細胞の合成に欠かせない物質で、葉酸が不足するとホモシステインが増えて血管が硬くなってしまいます。

 

いわゆる動脈硬化の状態になると、血液がドロドロになって新陳代謝がうまくいかなくなり、がんのような異常細胞ができるリスクが高くなります。

 

また、葉酸は細胞の合成だけではなく、修復機能にも関係しています。なので、葉酸サプリを摂取することでがん細胞の抑制が期待できるということです。
葉酸サプリは粘膜を強化する作用もあるので、粘膜が傷つくのを防いでそこから発生するがんのリスクを減らせることも期待されています。